北海道に来ています♪



◇第317号
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回の復習

〈織機の3大運動〉
・開口
・杼入、緯入
・筬打

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[きもの文化検定5・4級]
真綿から手紡ぐ伝統の古法を守って国の重要無形文化財になっている織物は?
(1)塩沢紬
(2)牛首紬
(3)結城紬
(4)大島紬

◆解答
(3)結城紬

◆参照
公式教本1  72頁



[きもの文化検定3級]
紬糸を作るためには繭をまず綿状にする。
その作業で正しいものは?
(1)普通の湯で煮る。
(2)酢の入った湯で煮る。
(3)重曹の入った湯で煮る。
(4)塩の入った湯で煮る。

◆解答
(3)重曹の入った湯で煮る。

◆参照
公式教本2  82頁

◆解説
玉繭やくず繭を重曹などのアルカリ液で煮て、セリシンを除き綿状にする。



[きもの文化検定2級]
繭糸は、主に( 1 )と( 2 )の2つのタンパク質から構成されている。
( 1 )の周囲を( 2 )が覆うことで、繭糸を強化・保護している。
そのため、生糸の状態では糸は硬くごわごわしている。

◆解答
(1)フィブロイン
(2)セリシン

◆解説
製練後は絹鳴りがします。
・絹鳴り:絹の布や糸特有の音で、すり合わせたときにするキュッキュッと聞こえる摩擦音できしみ音の一種。

フィブロインの繊維断面の形は三角形のようになっていて、すり合わせると繊維が引っかかりあって音がします。


[きもの文化検定1級]
本場結城紬の技術や生産について、誤っているものは?
(1)茨城県と栃木県両県で作られている。
(2)手つむぎ糸を使う。
(3)糸つむぎ、絣括り、地機織りの3つの技術が国の重要無形文化財に指定されている。
(4)緯糸に強撚糸を用いた本場結城紬もある。
(5)原料の真綿は群馬県赤城地方で作られたものを使う。
(6)細かい亀甲絣で構成した模様が多い。

◆解答
(5)

◆解説
群馬県赤城地方は、座繰り糸です。
結城紬で使われる「袋真綿」の生産地は、福島県伊達市保原です。
「苧麻」の生産地は福島県昭和村です。

今年の工房見学会は、
「結城紬」と「からむし」
だったので要チェックです!

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北海道は、思ってたほど
寒くなくて良かったです。

小樽観光では、
日本銀行旧小樽支店にも
立ち寄りました。
「北のウォール街」と
呼ばれていたんですね!

お金に関する展示が色々ありました。
お札の原料は、
「三椏(みつまた)」と「マニラ麻」
三椏は繊維が強くて
虫がつきにくいので
高級和紙の原料にもなっているそうです。

来年7月からの新札も展示されていました。
特殊なインクや透かしなどの技術も盛り沢山☆

懐かしい聖徳太子の一万円札、
二千円札には紫式部と光源氏!
源氏物語を読まねば…(>_<)

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