いよいよ、試験本番ですね~!!
私は、東京会場の昭和女子大の1級に、白大島+手描きの帯で行きます。
お時間ある方は、終わったら声かけて下さると嬉しいです♪





◇第132号

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前回の復習
〈西陣織のぼかし法〉

繧繝(うんげん)
砂子(すなご)
浸み込み(染み込み)




〈再生繊維〉
レーヨン
木材パルプに含まれる繊維質を再生。

キュプラ
綿の実の繊維を銅アンモニア法で再生。

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最後に確認!
1級以外の方は適当にスルーして下さい(>_<)



源氏物語 巻七 「夕霧」

・前駆も大袈裟でなく腹心の者ばかり五、六人ほどが狩衣姿でお供します。

・少し着慣れて柔らかくなった直衣に濃いの下のお召し物の艶がたいそう清らかに透いて見えます。

・小少将の君は鈍色几帳の端から少し押し出して、そこからこぼれでる着物の裾を引き寄せて坐っています。

・たいそう濃く染めた橡色喪服一揃いの上に小袿を着ています。

藤衣 露けき秋の山人は 鹿の鳴く音にねをぞ添へつる

・喪中の黒っぽいお部屋の飾りつけは縁起が悪いようなので西廂の東側に屏風を立て回してかくし、母屋の隔てには香染几帳など・・・

・女房達もそう派手やかでない色の山吹襲紅色襲、濃いの衣装や青鈍色などに着替えさせて、薄紫青朽葉色などの喪中とは見えないように・・・

・われのみや憂き世をしれるためしにて 濡れそふの名をくたすべき

・おほかたはわれ濡れ衣を着せずとも 朽ちにしのなやは隠るる





◆解説
・公家・貴族の男性の朝廷出仕時に着用した制服が「束帯」
平常には「直衣(のうし)」
運動などを伴う時は「狩衣」
さらに軽装な日常着に「水干」

・藤衣:麻布で作った喪服。

・几帳の単位:基
・簾の単位:張り(他にも枚、垂れ、連など)
・屏風の単位:曲(屏風を折りたたんだの数)、隻(曲がつながったもの)、双(隻が2つ一組になったもの)

→屏風の数え方

・香染:丁子(ちょうじ)を煮出して染めたもの。丁子色ともいう。

・橡色:「つるばみ」は、クヌギの古名。橡色とはクヌギの実のどんぐりや樹皮を砕いた汁で染めた色。

・鈍色(にびいろ):濃い灰色。 平安時代には灰色一般の名称であったが、のちに灰色、鼠色にその座を取って代わられた。 鈍とは刃物などが切れなくなる事などを指す「鈍る」が語源。

・山吹襲:表は薄朽葉、裏は黄。

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寒かったら、黒地に白い柄の羽織を着て行きます。

とりあえず、15:30に試験が終わったら建物の1階にいようと思います。
東京には滅多に行かないので、ご都合良ければ一緒にお茶できると嬉しいです♪

では、最後まで諦めずに頑張りましょう!!!


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