しばらく雨が続きましたので、ちょっと太陽が恋しくなりました。
勝手なものですね♪
太陽のパワーはすごいです。






◇第9号
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麻の織物を晒して漂白する方法として、( ア )、( イ )があり、いずれも太陽熱によって生じるオゾンの( ウ )力が作用しています。




◆解答
(ア・イ) 天日晒し、海晒し、雪晒し

(ウ) 酸化





◆解説

【天日晒し:てんぴざらし】

「日晒し」のことです。河原や草原などの上に麻布などをひろげ、ときどき水をかけて日にさらして漂白する原始的な漂白法です。日光の紫外線の作用に水分と空気中の酸素、オゾンなどが働いて漂白されます。



【雪晒し:ゆきざらし】

雪晒しとは、織り上げた布を雪原の上に広げてお日様に晒すこと。
越後上布を作る上でなくてはならない行程。

雪晒しは、晴れる日が多い二月中旬と三月下旬あたりに行われます。雪晒しによって汚れを落とすとよく言いますが、主にかすりの色汚れや使用して出来た黄ばみを雪に晒して漂泊することを指しています。これは雪が融けるとき、オゾンが発生して植物性繊維を漂白する働きを利用したものです。反物の品物の種類や汚れによって日数も違ってきますが、通常約1週間くらい晒します。

ちなみに「絹」は蚕から作られる動物性繊維なので雪晒しには適しません。



【海晒し:うみざらし】

八重山上布が織り上がったら約10日間天日に晒して乾燥させます。
天日で乾燥させることで、植物染料の発色が鮮やかになります。
天日乾燥の後、布を海水に約5時間晒します。この作業で布についた不純物を落とすと同時に白布がより一層白くなり、絣の色が定着します。これは八重山上布独特の工程です。

その後、杵打ちをします。
洗い張りした上布を丸太に巻き、木綿の布の上から杵で叩くと、艶が出て風合いや肌触りがよくなります。

ちなみに「砧打ち(きぬたうち)」をするのは、
重要無形文化財の宮古上布や久米島紬などです。

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30日は乙女座の新月。
乙女座的な『分類や分析』や『計画性』を、
新月と組み合わせて『増やす』『広げる』『始める』と
上手くいきやすいんです。
計画的に勉強していきましょうね☆




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