惜しい人が亡くなっていかれますね(>_<)



◇第281号
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回の復習

〈衿〉
・ばち衿:衿肩周りから衿先へ自然に幅広くなっていく衿。

・棒衿:背中心から衿先まで同じ衿幅に仕立てるもの。
    ゆかた、子供用きもの、男ものに使われる。
 
・広衿:衿幅が他の衿の2倍あり、着るときに半分に折る。
    女性のきものの多くに使われる。

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[きもの文化検定3級]
 成熟した糸芭蕉の原木を切り倒す「苧倒し」の季節はどの頃が最も良いか?
(1) 4~6月
(2) 5~8月
(3) 7~10月
(4) 10~2月


◆解答 (4)10~2月

◆参照 公式教本2  84頁

◆解説
年に何回も芯止め、葉打ちをして手入れをした原木は秋から冬、10月~2月頃熟したものだけを倒していく。若い芭蕉は繊維が粗く脆いため不都合。




[きもの文化検定3級]
 芭蕉布のきもの地に使う糸芭蕉の部分を何というか?
(1) キャギ
(2) ナハグー
(3) ナハウー
(4) ウヮーハー




◆解答  (2)ナハグー

◆参照 公式教本2  84頁

◆解説
外から
・ウヮーハー:テーブルセンターや座布団
・ナハウー:帯地
・ナハグー:着物地
・キャギ:芯は食べる(変色するそうです)

→絹以外の布(芭蕉布など)

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沖縄で最古の織物(13世紀~)ですが、
戦後、壊滅状態だった芭蕉布を
平良敏子さんが復興させ、
1974年、「喜如嘉の芭蕉布保存会」が、
重要無形文化財に指定されました。



平良敏子さん、
2022年9月13日に101歳で亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。

→ウィキペディア「平良敏子」




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