急に肌寒くなりました。
今日は、立冬。冬の始まりですね。
というわけで、寒くなったら着たくなる結城紬です。


◇第30号
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前回の復習

・羽織紐の鐶(かん)を羽織の乳(ち)に付ける。

・羽織にあって道行コートにないのは、
 まち、乳、乳下がり。

額裏:羽裏の特に男物で一枚の絵画風に描かれたもの。

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[3級]
結城紬の呼称は、時の領主結城氏が育成に努めたことに由来するがその時代は?
(1)奈良時代
(2)平安時代
(3)鎌倉時代
(4)桃山時代





◆解答
(3)鎌倉時代




◆参照 公式教本2 67頁



◆解説

・奈良時代:結城地方の織物は「絁(あしぎぬ)」として朝廷に献上。

・鎌倉時代:領主結城氏が育成に努める。

・江戸時代:京都や信州から染工や織工を招き品質向上。

・明治時代:十字絣や亀甲絣が生まれ、複雑な絵柄も織られる。







[3級]
本場結城紬は、1956年(昭和31年)に国の重要無形文化財の指定を受けたが、指定を受けた工程でないものは?

(1)機織
(2)草木染
(3)糸紡ぎ
(4)絣括り









◆解答
(2)草木染

◆参照 公式教本2 67頁




◆解説

・糸紡ぎ:繭を煮て袋状にした真綿をつくしに掛けて、手で糸を紡ぐ。



・絣括り:経糸と緯糸に、絣部分に印を付け、綿糸で括る。



・機織:地機(じばた)で織る。



→II 結城紬 茨城・栃木 梅の別名は??



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祖母の結城紬があるのですが、紺地に亀甲絣ですごく素敵♪

ただ、八掛が昔のよくある朱色なのが、イマイチ。
おしゃれな色に変えたいな、と思いながらも何年も経っています。

暖かいから、真冬のすっごく寒い日にだけ着るのですが、八掛を替えたら、もっと出番が増えるかも。
でも替えなくても着られるしなぁ・・・。
だけど、替えたらおしゃれになるよなぁ・・・。
と毎年、悩んでいます。

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『コリーのオカン語呂合わせ』
~~~凝り性のアホなオカンが
  無理くり作った暗記法~~~

結城紬は樫(かし)材の大きな杼(ひ)で打ち込みますが、

杼を数える単位は、、、「丁」です。

「杼」という文字をよく見ると
ヒ~!! 文字の中に「丁」という漢字がある!

そう、答えは自分の中にあるのです。



何かに迷ったとき、既にその答えは、己の中にあり。

深い、さすが、
コリーさん、哲学者ですね♪

私の中の答えは、
やっぱり、八掛を替えよう!
気に入ったものを着るのって、幸せですよね♡
コリーさんに感謝です。








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