今日は、七五三。
七五三にちなんで、11月15日は「きものの日」でもありますね☆
というわけで、今回は七五三についての問題です。


◇第32号
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前回の復習

〈納戸色(なんどいろ)〉

・やや緑がかったくすんだ青色。

・江戸時代に大流行。
  錆納戸(さびなんど)
  藤納戸
  桔梗納戸(ききょうなんど)
 などある。

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[5・4級]
「七五三」で五歳男児が着る一般的なきものは?

(1)着流し
(2)紋付・羽織・袴
(3)被布(ひふ)
(4)浴衣(ゆかた)





◆解答
(2)紋付・羽織・袴

◆参照 公式教本1 62頁

◆解説

七五三の五歳児の祝いは、初めて袴を付ける平安時代の儀式を受け継ぎ、大人の男性の礼装と同様に、五つ紋付の羽二重のきものに羽織、袴という装いが一般的。

懐剣と白扇を持ちます。







[2級]
七歳の女児の祝いは( ア )と言って、付紐を取ったきものに初めて帯を結ぶ儀式。振袖や袂の長い小紋に帯を結んで、( イ )を衿元に挟む。体の大きさに着物を合わせるために上半身に( ウ )をする。これは、子供らしさを表す意味もある。





◆解答
(ア)帯解き or 帯直し or 紐落とし

(イ)筥迫(はこせこ)

(ウ)肩あげ



◆参照 公式教本1 62・63頁

◆解説

七歳の祝いの原型は室町時代ごろから行われていた、初めて帯を締める儀式からとされている。帯下には「しごき」を締める。






[1級]
女児の七五三などに用いるしごきは、かつて着物の裾を引ずりにして着ていた時代、外出に際して裾を絡げるために用いた臨時用の帯が定着したもの。この帯の名前は?





◆解答・・・抱帯(かかえおび)

◆解説
きものの裾をたくしあげたとき裾を押さえるために用いた帯のこと。

江戸時代初期に、広幅の小袖の足さばきを楽にするために用いたのが始まり。
江戸中期ごろには裾が地をひくようになり、外出には裾を持ち上げるか帯の間からつまみだしたりしたが、しだいにしごき風の裂地でこれを押さえるようになった。

明治になって、常時おはしょりをするようになると、腰ひもとしてきものの中に隠れるようになり、現在は、婚礼衣装の花嫁や七五三において、帯の下部にそえてアクセサリー的に締めているだけになった。



→《子供の晴れ着》七五三が11月15日になのは美少年版大奥を作った人のせい!


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きものの日を記念して、全国で無料きもの教室などが行われているようですね。
私の友人も着物体験をすることになり、とっても楽しみです♪
着付のお稽古をした後は、そのまま着物でイタリアン・レストランに食事会に行く予定です。

楽しい時を過ごして、着物ファンが一人でも増えると嬉しいです。

皆様は、どのような「きものの日」をお過ごしでしょうか?

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