今日は、即位礼正殿の儀の日ですね。
日本の伝統がずっと続いているって、素敵です。
十二単も綺麗でした~♪
「大垂髪」って、「おすべらかし」と読むのですね。
まだまだ、知らないことが沢山あります(*^-^*)




◇第24号
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★前回の復習★

《大島紬》
 ・泥田に含まれる成分は「鉄分」
 ・糊張りに使われる原料は「布海苔(イギス)」



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[1級]
伝統色の「黄櫨染」という色は、どの人物がどのような衣類に使用した色か?







◆解答
天皇の束帯の袍にのみ用いられた色のこと。

    

◆解説
「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」は、平安時代以降の日本の天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束の「黄櫨染」の色の袍(ほう:盤領(あげくび=まるえり)の上衣)のこと。

黄櫨染は、櫨(はぜ)の樹皮と蘇芳(すおう)から染め出される色。
「赤みがかった黄色」や「黄がかった茶色」等と言われる。

→《男の着物》天皇の禁色




ちなみに皇太子の袍の色は、「黄丹(おうに)」です。
昇る朝日の色を写したと言われる、黄赤色。
梔子(くちなし)と紅花で染めています。




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[3級]
平安時代の十二単の上半身の最も外側に着装するものは?

(1)裳
(2)袍
(3)下襲
(4)唐衣









◆解答 (4)唐衣

◆参照 
 きもの文化検定公式教本2 125頁

◆解説
十二単の着付の順番です。

①肌着(小袖)+ 紅の袴



②単



③袿(うちき/うちぎ)
 中世以降5枚と定まり五衣(いつつぎぬ)ともいう。
 内側に着るから「内衣(うちぎ)」とも呼ばれていた。



④打衣(うちぎぬ)
 生地を砧打ち(きぬたうち:きねでたたくこと)をして光沢や張りを出す処理をした衣類のこと。砧打ちをするから「打衣」という名前。



⑤表着



⑥唐衣+裳(後ろに長く引く下衣)




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毎年、ちょっと時事ネタ問題が出題されるので、このあたり、要チェックかもしれませんよね⁉
頑張りましょう!






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