久しぶりに、京都に行きました。
もちろん、お着物で♪
イベント後、清水寺の近くのス〇バに入りました。
出入口も客席も、純・和風!!
畳のスペースでは、外国人の女性がくつろいだ姿勢でノートパソコンを使ってました。
こんなス〇バもあるんですねぇ。
いつもはコーヒーですが、ちょっとお茶にしてみました。
良いわぁ、京都♥
というわけで、今回は京都の染織品について、「きもの文化検定」に出題されるところをまとめました。
目次
京鹿の子絞り(きょうかのこしぼり)
・本来は京都産の鹿の子絞のこと。
・帽子絞、一目絞、桶絞など含めて「京鹿の子絞」と総称。
・鹿の子絞の名前は、小鹿の背の斑点に似ていることから。
・正倉院宝物では「目結(めゆい)」と記されている。
・疋田(ひった)鹿の子絞:鹿の子の最上の絞りの別称。
・江戸時代には、鹿の子絞りの絹の小袖が全盛になり、何度も奢侈禁止令の対象になった。
鹿の子絞りの製造工程
白生地に絞り模様の水玉を彫った型紙をあて、青花で摺り写す
↓
水玉を指先でつまんで折る
↓
絹糸で7~8回巻いて括る
[きもの文化検定3級]
京鹿の子絞りについて正しいものは?
(1) 素材には主にシボの高い縮緬が用いられる。
(2) 何度も奢侈禁止令の対象となった。
(3) 京都で制作される「疋田絞」のみを指す。
(4) 生地に型紙を当てて点を描き、その点を竹皮でくるんで防染して染め。
解答 (2)
[きもの文化検定3級]
鹿の子絞の原型は、正倉院宝物では何と記されているか?
(1) 手結(てゆい)
(2) 目結(めゆい)
(3) 糸結(いとゆい)
(4) 縄結(なわゆい)
解答 (2)
[きもの文化検定3級]
防染糊を使わずに染める染物は?
(1) 注染中形
(2) 長板中形
(3) 加賀友禅
(4) 京鹿の子絞
解答 (4)
[きもの文化検定3級]
京鹿の子絞に関する記述で正しいものは?
京鹿の子絞は、( A )のような小さな粒の絞りのこと。絞り目を( B )に、びっしりと埋めた疋田鹿の子総絞は、( C )に贅沢品として、何度も奢侈禁止令の対象となった。
A:子鹿の背の斑点・子鹿の目
B:縦並び ・ 斜め45度
C:桃山時代 ・ 江戸時代
解答 A:子鹿の背の斑点
B:斜め45度
C:江戸時代
京友禅
・京友禅 (京都)
・加賀友禅(金沢)
・東京友禅(東京)
の3つが有名です。
京小紋
・江戸小紋に対して、京都で型紙を用いて染める小紋。
・多彩な配色。
・京都の型友禅を京小紋とよぶこともある。
おまけ ☆ 漬物 ☆
京都で落ち葉を掃いていた女性が、手を止めて写真を撮って下さいました。
素敵な笑顔で、「京都土産には、お漬物が美味しいですよ」と色々教えていただきました。
京都にはおいしい漬物がいっぱいありますよね。
京都が漬物の名産地となったのは、ふたつの理由があるんです。
ひとつは、京都の町は内陸部にあって海から遠いので、海産物を運ぶ際などの食品の保存法として発酵の技術が発展したこと。
もうひとつは、鴨川や桂川などの水資源が豊富で、古来から野菜の栽培が盛んだったこと。
どんな漬物だったか、ちょっとだけおさらいをしておきましょう。
「しば漬け」は、茄子としその葉を細かく刻んで漬けた、赤紫色の色鮮やかな漬物です。
「千枚漬け」は、聖護院蕪を薄く切り、塩漬けにして水分を切ってから、昆布と一緒に本漬けしたもの。京都の冬の味覚のひとつですよね。
その特徴は、漬物なのに長期保存を目的としてないこと。
三大京漬物のなかでも、京都のひとたちが特に思い入れのあるのが、「すぐき」です。
すぐきは蕪の変種である酸茎菜(すぐきな)を塩水にひと晩漬け、その後に塩をまぶして1週間ほど本漬けし、発酵させるとできあがり。漬けあがると飴色になり、伝統工芸品のような美しさです。
京都のお漬物をお勧めしてくれたお姉さんの名前は「かのこ」さんでした!
京都では漬物のことを「香の物」とも言うし、「京鹿の子絞り」の「かのこ」みたいで、京都らしいですよね。
お着物の旅の素敵な思い出になりました☆