花嫁

きもの文化検定

婚礼衣装

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最近、何年も外していた結婚指輪をまた付けることにしました。

懐かしい~!!

結婚式は色々手作りをして、リングピローも二人の思い出の品を使って作りました。

今でも飾ってあります。

もうすぐ四半世紀・・・⁉

 

時代によって、花嫁衣装も変わっていくんですね♥

きもの文化検定公式教本1の173~174頁の内容を簡単にまとめました。

 

平安時代

・男女とも早婚。

・婿入り婚。

・花嫁衣装:小袿姿

  濃紫袴+白小袖+二陪(ふたえ)織物の小袿

  色目は、濃蘇芳、葡萄(えび)、松重(まつがさね)など。

 

★公家の結婚の形態

男性が女性の元へ二夜通って契りを結び、三日目に通ってきたら「三日夜(みかよ)餅の儀」と盃事を行って正式に夫婦となった。

 

鎌倉時代

・男女とも衣服が簡略化。

 

室町時代

嫁入り婚に変わる。

・白装束

 

メイ
平安時代から婚礼の祝宴は三日三晩行われていたけど、四日目から色物のきものに取り替える風習が起こったんだよ。

のえぽん
それが「色直し」になったのね♪

桃山時代

・刺繍や金銀糸の加工の発達(中国からの技術導入)

・婚礼衣装:室町時代の風習を踏襲。打掛は着ず、小袖+細帯。

・祝宴は4日間。

 

江戸時代

・宮中では「唐衣・裳姿(十二単)」復活。びん出しのおすべらかし。

・白装束の打掛姿に被衣(かつぎ)を被る。

 →中期以後、被衣は綿帽子になる。

     花嫁 綿帽子

 →元禄頃に役者が始めた揚帽子(角隠し)が流行し、花嫁の被りものになる。

    

・一日で結婚式と披露宴を行うようになる。

・江戸末期:

   胸元の懐紙 → 七つ道具を入れる「筥迫(はこせこ)」

   黒や赤の打掛。

         外側から順に黒・紅・白の小袖を三枚襲にして着用する装い。
    (裕福な階層の特別なもの)  

明治時代

・黒・赤・白の三枚重ねの花嫁衣装(←白装束に反発する気風)

・黒振袖の裾模様 + 丸帯 + 島田髷に角隠し

 

昭和以降

・戦争前後には衣装簡略化され、黒留袖+洋髪という時代もあった。

・昭和30年頃から、打掛が復活。

・最近は白の打掛のほか、赤、朱など様々な色がある。

 

きもの文化検定の問題

[きもの文化検定5・4級]

結婚式についての説明で誤っているものは?

(1)江戸時代から結婚は嫁入り婚に変わっていく。

(2)江戸時代中期以後、花嫁は白い打掛に綿帽子姿になる。

(3)黒留袖は新郎新婦の親族並びに仲人夫人の着る第一礼装である。

(4)平安時代の公家は男性が三日間女性の元に通って来たら「三日夜餅の儀」と言って盃事を行った。

 

◆解答:(1)

◆解説

室町時代から、婚礼は嫁入り婚に変わっていく。

 

 

 

[きもの文化検定3級]

婚礼に関する記述で、正しいものは?

(1)江戸時代中期には裾模様の黒振袖に丸帯、頭には角隠しをするようになった。

(2)室町時代には小袖、間着、打掛、被衣の全てを白にする花嫁衣装が生まれた。

(3)花嫁姿で打掛を着始めたのは、戦後の高度経済成長期の頃。

(4)江戸時代の公家の花嫁は十二単に、被衣や綿帽子を着用した。

 

◆解答 (2) 

 

 

 

 

[きもの文化検定2級]

江戸時代の花嫁は白装束の( ア )に被衣を被ったが、中期以後は( イ )を被った。また元禄時代ごろに役者が被り始めた揚げ帽子、別名( ウ )が、やがて花嫁の被りものになった。

◆解答

(ア)打掛

(イ)綿帽子

(ウ)角隠し

 

〈打掛・掻取〉

 

打掛

小袖の上にもう一枚小袖を「打ち掛けた」ことから、この名がついた。

現在では婚礼衣装に残っている。

 

掻取(かいどり)〉

歩くのにきものの褄、裾をからげることから出た言葉。

江戸時代に、武家の婦女が用いた正装のことで、打掛ともいわれるが、公家社会では掻取という。

掻取姿とは打掛の褄を掻取って対丈に揚げをしたような形になること。

 

 

[きもの文化検定3級]

室町時代、女性がフォーマルな席で小袖の上に着用したものは?

(1)唐衣

(2)打掛

(3)裳

(4)袍

 

◆解答:(2)打掛

◆参照  公式教本2 126頁

 

 

[きもの文化検定2級]

江戸時代、公家女性が「搔取」と呼ぶものを武家の女性は別の名で呼んでいたが、その名称は?

 

◆解答:打掛

◆参照  公式教本2 126

 

 

 

[きもの文化検定1級]

江戸時代の公家女性が着た打掛様式のものの名称は?

◆解答:掻取(かいどり)

 

 

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