「兼六園」
フランスの旅行ガイドブックで三ツ星を獲得した日本三大名園の一つ。
カラー写真でも、この色調。
こんな景色を見ていたら、
「加賀友禅」が、金箔や刺繍を使った豪華な京友禅みたいに、派手になるわけないですよね。
新緑の時期、夏、紅葉などもいいのですが、
冬の「雪吊り」は一度は目にしておきたいですね♪
加賀百万石の城下町だった金沢市を中心に産する手描き友禅。
加賀には古くから、「加賀染め」や多彩な「御所紋」(現在の加賀紋)がありました。
この伝統に、宮崎友禅斎が糸目糊の技法を加え、現在の加賀友禅が生まれたそうです。
宮崎友禅斎は、
・京友禅の創始者
・扇面絵師
ですが、晩年は加賀に移り住んだそうです。
なので、京友禅と同じく糸目糊の技法を使っていますが、
違いも押さえておきましょう!
今回は「きもの文化検定2」の「染めと織りの産地」の石川県・加賀友禅についてまとめました♪
石川県
加賀友禅
・糸目糊を使って防染する(京友禅と同じ)
・図柄:緻密で写実的な草花模様
「虫喰い葉」(わくらば)を描く。
・先ぼかし:模様の端を濃く、中心を淡く染める。(京友禅と逆)
・加賀五彩:臙脂(えんじ)、藍、黄土、緑、紫(または墨)を基調。
・箔置、刺しゅう、絞りを併用せず、手描きの染めだけ。
・模様の下絵から彩色まで一人で行う。(京友禅は分業制)
[きもの文化検定3級]
加賀友禅について間違っているものは?
(1) 糸目糊を使って防染し、模様を描く。
(2) 刺繍、金箔を用いるのが、特徴である。
(3) 臙脂、藍、黄土、緑、紫、墨の色を基調とする。
(4) 「虫喰い葉」や「先ぼかし」といった手法が特徴的である。
解答 (4)
[きもの文化検定3級]
型紙を使用しない染織技法は?
(1) 東京染小紋
(2) 加賀友禅
(3) 京小紋
(4) 刷込友禅
解答 (2)
[きもの文化検定3級]
加賀友禅の特徴とされるもので誤っているものは?
(1) 手刺繍
(2) 虫喰い葉
(3) 先ぼかし
(4) 五彩
解答 (1)
[きもの文化検定3級]
加賀友禅について誤っているものは?
(1) 京友禅と同様に糸目糊を使って防染し、模様を描く。
(2) 「虫喰い葉」や「先ぼかし」といった手法が特徴。
(3) 臙脂、藍、黄土、緑、古代紫の色を基調として、染のみで表現する。
(4) 下絵から彩色までの過程を、それぞれ熟練した専門の職人が分業で行う。
解答 (4)
おまけ ☆ 兼六園 ☆
1676年、加賀藩4代藩主の前田綱紀が、
金沢城に面する傾斜地にあった藩の御作事所を城内に移し、
その跡地に自らの別荘である「蓮池御殿(れんちごてん)」を建てて
その周りを庭園化したのが兼六園の始まりである。
まぁ、歴史はそのくらいにして、、、
またまた、着物には関係ないのですが、
実は、
兼六園には、
ハトが寄り付かない銅像があるのです。
日本武尊(やまとたけるのみこと)像です。
日本三名園の一つの「兼六園」、
お着物で訪れたいですね♥
その時は、是非、加賀友禅で♪
夜のライトアップも素敵です~。