歴史、、、。
れきし、、、ひらがなで書いても簡単になってくれるわけではありません。
私の一番、苦手な項目で、後回しになっておりました。
たぶん、毎回、歴史関係は間違えていたと思います。
そもそも「きもの文化検定公式教本 I 」の「きものの歴史」のところ、字ばっかりで全然頭に入らな~い!!
が、きもの文化検定の試験に出るところだけ、まとめてみたところ、実はあんまりたくさん覚えることは無いということがわかりました。
歴史が苦手な方は、もう出るところだけ、覚えちゃいましょう♪
目次
きもの文化検定に出題される、〈世界の衣服の始まり〉
・西洋:北方は資源乏しい
→ 狩猟:獣皮、 放牧:羊の毛や皮
→ 毛織物の発達
・東洋:植物繊維が豊富
→ 植物繊維で衣服をつくる
→ 蚕の繭の絹は長いので、毛、麻、木綿などより高度に織物技術・織物機械を発達させた。
[きもの文化検定5・4級]
古代東洋で、紋織技術を発展させることとなった繊維は?
(1) 毛
(2) 麻
(3) 綿
(4) 絹
解答 (4)
解説:絹糸は長繊維で伸縮の良い素材だったため。
[きもの文化検定5・4級]
三世紀中頃に中国・揚子江南部の国の服が日本の着物の原型になったというが、その国は?
(1) 秦
(2) 呉
(3) 周
(4) 殷
解答 (2)
きもの文化検定に出題される、〈飛鳥・奈良時代〉
・呉服:呉の国の衣服が日本に伝わった。
・719年 元正天皇による衣服令 → 「右衽(うじん)着装法」右前になる(自分の右衿を先に合わせて左衿を重ねる、現在のような形)
・「高松塚古墳壁画西壁北側女子群像」
男性:袴
女性:裳(も)・・・スカートのようなもの
[きもの文化検定5・4級]
日本の衣服の原型は中国の呉の国の衣服と言われるが、日本に渡来したのは何時代か?
(1) 古墳時代
(2) 奈良時代
(3) 平安時代
(4) 鎌倉時代
解答 (2)
[きもの文化検定5・4級]
きものの衿合わせが現在のように右前に統一された時期は?
(1) 奈良時代
(2) 平安時代
(3) 鎌倉時代
(4) 室町時代
解答 (1)
解説:719年2月3日に公布された衣服令による。
[きもの文化検定5・4級]
奈良時代に右の衿を先に合わせる衣服令を発令した天皇は?
(1) 天武天皇
(2) 斉明天皇
(3) 元正天皇
(4) 天智天皇
解答 (3)
[きもの文化検定5・4級]
高松塚古墳壁画西壁北側女子群像に表現されている女性のスカートのような装いを何というか?
(1) 腰巻(こしまき)
(2) 水干(すいかん)
(3) 裳(も)
(4) 袴(はかま)
解答 (3)
解説:飛鳥・奈良時代、中国にならって男性は袴、女性は裳をつけた。
きもの文化検定に出題される、〈平安時代〉
公家貴族:有職装束(ゆうそくしょうぞく)
・女性:唐衣裳(からぎぬも)や小袿(こうちぎ)
*宮中女官の正装は唐衣裳=十二単
・・・唐衣(からぎぬ)・表着(うわぎ)・打衣(うちぎぬ)・衵(あこめ)・単(ひとえ)
貴族以外の一般人
・水干(すいかん)、小袖姿
[きもの文化検定5・4級]
平安時代の公家貴族が用いた装束の名前は?
(1) 武家装束
(2) 公家装束
(3) 平安装束
(4) 有職装束
解答 (4)
[きもの文化検定5・4級]
平安時代の公家貴族の男性の装束でないものは?
(1) 袍(ほう)
(2) 直衣(のうし)
(3) 直垂(ひたたれ)
(4) 狩衣(かりぎぬ)
解答(3)
解説:平安時代の貴族は、直衣、狩衣、袍といった有職装束を用いた。直垂は庶民や下級武士の垂領的な活動的な衣服。
[きもの文化検定5・4級]
平安時代の女性の十二単の正式名称は?
(1) 宮衣裳
(2) 唐貴衣
(3) 宮襞裳
(4) 唐衣裳
解答 (4)
[きもの文化検定5・4級]
平安時代の宮中の女官たちの正装は?
(1) 被衣(かぶり)
(2) 小袖(こそで)
(3) 直垂(ひたたれ)
(4) 唐衣裳(からぎぬも)
解答 (4)
[きもの文化検定5・4級]
唐衣裳の襲着装束を構成していた衣服は?
(1) 衵(あこめ)
(2) 留袖(とめそで)
(3) 素襖(すおう)
(4) 狩衣(かりぎぬ)
解答 (1)
きもの文化検定に出題される、〈中世(鎌倉時代・室町時代)〉
・中世庶民や下級武士
麻製の衣服・・・布狩衣、直垂(ひたたれ) → 後の武士の衣服になっていく
[きもの文化検定5・4級]
中世の庶民や下級武士がもっぱら衣服に使用した素材は?
(1) 麻
(2) 綿
(3) 絹
(4) 毛
解答 (1)
[きもの文化検定3級]
室町後期の下克上の時代、武士が吉祥文様を施した華やかな晴れ着の胴服や小袖を競って身に付けたことを何というか?
(1) 襲着
(2) 萬蔵
(3) 下克上
(4) 婆娑羅
解答 (4)
きもの文化検定に出題される、〈安土・桃山時代〉
・小袖(こそで) → 外衣となる、肩裾模様 (首・肩周りと裾に模様)
・被衣(かつぎ):武家の女性が外出時に頭上に担いだ衣服
[きもの文化検定5・4級]
平安時代の貴族女性は多くの枚数の衣裳を重ねて着ていた。一番下に着ていた小袖が外着となった時代は?
(1) 鎌倉時代
(2) 安土・桃山時代
(3) 江戸時代
(4) 明治時代
解答 (2)
[きもの文化検定5・4級]
安土・桃山時代以降、外着になった着物で、平安時代には十二単などの下に着ていたものは?
(1) 小袖
(2) 打掛
(3) 留袖
(4) 下着
解答 (1)
[きもの文化検定5・4級]
武家の台頭とともに表着となり、現在の着物の元となったものは?
(1) 詰袖
(2) 小袖
(3) 筒袖
(4) 大袖
解答 (2)
[きもの文化検定5・4級]
桃山時代、下着から表層化していった小袖に施された初期小袖の模様の独特な様式は?
(1) 腰高模様
(2) 肩裾模様
(3) 絵模様
(4) 裾模様
解答 (2)
[きもの文化検定5・4級]
桃山時代、武家の女性が外出時に頭上に担いだ衣服は?
(1) 打衣
(2) 被衣
(3) 肩衣
(4) 打掛
解答 (2)
解説:被衣は女性が外出着に頭上に担いだ衣服で、平安時代から用いられてきた。室町時代以降になると、武家社会ではそれまで下衣だった小袖を外衣として用いるようになり、外出時には被衣を頭上に担いでいた。
きもの文化検定に出題される、〈江戸時代〉
・小袖の染織技法として、絞り染や刺繍が多用 → 友禅染めが流行
・武家男子
礼装:熨斗目小袖 + 肩衣 + 袴 + 裃
平常:質素倹約 → 長着(無地・縞)+ 羽織
・武家女性
礼装:小袖(染め) + 打掛(織り・刺繍)
[きもの文化検定5・4級]
江戸時代、武家男子は平常、質素倹約の旨から、どんな着物に羽織を付けて社交の衣服としたか?
(1) 無地や縞織の長着
(2) 染め模様の小袖
(3) 熨斗目小袖
(4) 袴
解答 (1)
[きもの文化検定5・4級]
小袖の染織技法として絞り染や刺繍が多用された時代は?
(1) 江戸時代初期
(2) 江戸時代後期
(3) 平安時代
(4) 鎌倉時代
解答 (1)
[きもの文化検定5・4級]
「友禅」という染織技法名が登場した時代は?
(1) 奈良時代
(2) 平安時代
(3) 鎌倉時代
(4) 江戸時代
解答 (1)
[きもの文化検定5・4級]
江戸時代前期以降、斬新な意匠と技法で大流行した多彩な染物は?
(1) 友禅染
(2) 小紋染
(3) 型絵染
(4) ろうけち染め
解答 (1)
きもの文化検定に出題される、〈明治時代〉
・おはしょりをするようになった。
[きもの文化検定5・4級]
明治時代以降、女性の着物の着方が大きく変化したことについて正しいものは?
(1) 活動的で軽いなごや帯になった。
(2) 対丈のきものになった
(3) おはしょりをするようになった。
(4) 黄・茶・黒の三色が基本になった。
解答 (3)
[きもの文化検定5・4級]
女性着物を常に「おはしょり」をして着用するようになったのは何時代?
(1) 奈良時代
(2) 平安時代
(3) 江戸時代
(4) 明治時代
解答 (4)
きもの文化検定に出題される、〈大正時代〉
・なごや帯が考案された。
・黒留袖の成立
・銘仙(めいせん):大正時代に流行したアールデコ意匠などのモダンな柄の着物。
[きもの文化検定5・4級]
大正時代に流行したアールデコ意匠などのモダンな柄のきものは?
(1) 紬
(2) 付下
(3) 銘仙
(4) 小紋
解答 (3)
[きもの文化検定5・4級]
大正時代に考案され、その地名で呼ばれる帯は?
(1) えど帯
(2) はかた帯
(3) なごや帯
(4) みやこ帯
解答 (3)
解説:大正時代に名古屋で考案された。一般使用は昭和に入ってから。
[きもの文化検定5・4級]
黒留袖が広く着られるようになった時代は?
(1) 鎌倉時代
(2) 元禄時代
(3) 大正時代
(4) 第二次世界大戦後
解答 (3)
おまけ ☆ 時代の順番の暗記法 ☆
歴史が得意な方は、そんなこともわからないのかとお思いでしょうが、私の周りには結構、時代の順番すら覚えてないという人がいます。
そう、何度、覚えても忘れてしまうのは、おそらくこの辺り、、、。
飛鳥・奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町時代
安土・桃山時代
さて、それでは、まず頭文字をアルファベットで書いてみましょう。
Asuka
Heian
Kamakura
Muromati
Aduti
はい、A(飛鳥奈良時代)~A(安土桃山時代)の間は、
アルファベット順です!
♪ H I J K L M N O P ♪
もう、覚えましたね。
その後は、
江戸→明治→大正→昭和→平成→
次は何でしょうね?
歴史は続きます。
ず~っと続いてきた「きもの」の歴史もしっかり勉強して受け継いでいきましょうね!