金沢駅

きもの文化検定 公式教本2

【II 牛首紬・能登上布】石川県 世界で最も美しい駅!

更新日:

アメリカの旅行雑誌「トラベル・レジャー」が

「世界で最も美しい駅」を選んでいるのですが、

2011年度世界の14選の中に入った駅が日本にあります。

それが「金沢駅」です!

 

堂々と構えている木製の、大きな門。

「鼓門」と呼ばれます。

石川県の伝統芸能である宝生流の能楽、

「加賀宝生(かがほうしょう)」

に使われる鼓をイメージしています。

 

その先に、ガラス張り「もてなしドーム」

日中は太陽の光をたくさん取り入れて明るい空間、

夜になると幻想的な空間☆

 

金沢といえば小京都と言われるほど美しい街ですが、

その玄関口にあるのが金沢駅です。

圧倒的な美しさを見せる、

世界で最も美しい駅の1つ、金沢駅。

 

なんか、カッコイイ♡

もはや巨大な芸術作品です。

 

今回は、「きもの文化検定公式教本2」の「染めと織りの産地」から、石川県の織物、牛首紬と能登上布についてまとめました。

 

牛首紬(うしくびつむぎ)

・日本三霊山の白山山麓、白峰村牛首で古くから織られてきた先染の絹織物。

「釘抜き紬」とも呼ばれる(釘に引っ掛けても破れず、釘が抜けるほど強く丈夫なことから)。

「玉繭」(2頭の蚕が一つの繭を作ったもの)を用いる。

・煮繭から直接、座ぐりで糸を引き出す(一般的には紬は真綿にして糸を紡ぐ)。

メイ
玉繭は2〜3%の割合で自然発生するんだよ。

のえぽん
1つの繭に2頭の蚕が入っているのね♪

メイ
糸が二本出て絡むので、調整しながら糸を引くのは高い技術が必要で、節のある糸ができるのが、牛首紬の魅力の1つなんだよね~。

能登上布(のとじょうふ)

・石川県鹿島郡中能登町を中心に生産されているラミー使いの麻織物。

・盛夏用

・色:生成り、藍、黒

・柄:蚊絣など細かな十字柄

・絣技法:櫛押し捺染、板締め

 

のえぽん
くしおしなっせん?

メイ
約1200本の糸を幅20cmの枠にかけて並べて、染料を付けた櫛型の板を押し付けて絣糸を染めるんだよ。

→櫛押し捺染の画像

 

[きもの文化検定3級]

「シボ」の無い織物は?

(1)小千谷縮
(2)能登上布
(3)明石縮
(4)しじら織

解答(2)能登上布

参照 公式教本2 72頁

 

 

[きもの文化検定3級]
 「釘抜き紬」と言われているものは?

(1) 長井紬
(2) 結城紬
(3) 牛首紬
(4) 信州紬

解答 (3)
解説:釘に引っ掛けても破れず、釘が抜けるほど強く丈夫なことから

 

 

[きもの文化検定3級]
 織物と産地の組合せで、正しいものは?

(1) 置賜紬ー山形県
(2) 牛首紬ー新潟県
(3) 本塩沢ー滋賀県
(4) 弓浜絣ー長崎県

解答 (1)
解説:
(2)牛首紬=石川県
(3)本塩沢=新潟県
(4)弓浜絣=鳥取県

 

 

おまけ ☆ 金沢21世紀美術館 ☆

石川県は、江戸時代「加賀百万石」とも言われた加賀藩があった地域です。

のえぽん
百万石ってすごいの?

メイ
百万石は、成人男性が1年に食べるお米の量で換算すると100万人分なんだよ。

江戸幕府を除いて大名としては最大の石高です。

人口も多かったため大変豊かな都市として栄えてきました。

加賀藩が奨励した産業や城下町としての文化が今でも根付いています。

 

石川県は、美術館の数が日本全国で5位以内に入ります。

 

さすが~!

もう、金沢駅や兼六園などなど、文化的~~~!

 

私が行ってみたいのは、

金沢21世紀美術館。

すっごく、おもしろそう♪

→金沢21世紀美術館

 

文化や歴史の香りがする場所へは、

是非、お着物で訪れたいものですね。

 

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