2018年3月名古屋城の目の前に「金シャチ横丁」がオープン!
あ~、この間、名古屋城の見えるところに泊まったのに行けなかったぁ・・・。
いつか、リベンジに行かねばっ!
名古屋めしを食べて、金箔豆腐ソフトクリームを食べたい♥
というわけで、今回は「愛知県」の染めものについて、きもの文化検定に出題されるところをピックアップいたしました♪
有松・鳴海絞り(ありまつなるみしぼり)
・愛知県名古屋市の有松と鳴海地区を中心に生産される絞り染。
・模様の多さが特徴:三浦絞、鹿の子絞、巻き上げ絞、蜘蛛絞など百数十種類。
・一人一手法の完全分業制
江戸時代初め:三河木綿を使って絞った蜘蛛絞り、手筋絞りの道中手拭を土産物として売ったのが始まり。
↓
寛永18年(1641):尾張二代藩主徳川光友に手綱絞を献上して保護を受ける。
↓
元禄時代:絞りの浴衣で一世風靡。
↓
現在:木綿だけでなく、正絹の絞り振袖や訪問着などの生産も盛ん。
[きもの文化検定3級]
有松・鳴海絞は、どこの産地の木綿を使って生まれたか?
(1) 真岡
(2) 三河
(3) 知多
(4) 松坂
解答 (2)
解説:他にも知多木綿を使用するが、当初は知多木綿はまだ生産されておらず、三河木綿を使用。
[きもの文化検定3級]
有松・鳴海絞の産地がある府県名は?
(1) 新潟県
(2) 石川県
(3) 愛知県
(4) 京都府
解答 (3)
解説:愛知県名古屋市緑区を中心とした絞産地
[きもの文化検定3級]
有松・鳴海地域の特産品として知られている技法は?
(1) 一目絞り
(2) 三浦絞り
(3) 帽子絞り
(4) 桶絞り
解答 (2)
☆名古屋友禅☆
「きもの文化検定公式教本2」には詳しく記載されておらず、「全国染め織りマップ」の愛知のところに名古屋友禅と書かれているだけですが、たまに出題されます。
そうなんです。
それまでは名古屋でつくられた友禅は「京友禅」として全国流通していたのです。
1983年、名古屋にある友禅の3つの組合が一つになって「名古屋友禅黒紋付協同組合連合会」を設立し、同年4月に「名古屋友禅」「名古屋黒紋付染」として伝統工芸品の指定を通商産業大臣から受けました。
京友禅が華やか、加賀友禅が繊細であるのに対して、
名古屋友禅は渋さをその本質とし、
単彩濃淡調の「渋い」色使いです。
手法は一つひとつ手で描く「手描友禅」と、
型紙を用いる「型友禅」です。
名古屋で友禅染が定着した理由は、尾張・美濃が古くから絹織物の産地で、尾張藩の地上産業振興策により、生産が奨励されたことなどがあげられます。
友禅と言えば、
京友禅
加賀友禅
東京友禅
が有名ですが、名古屋友禅っていうものもあるよってことを覚えておいて下さいね♪
おまけ ☆ういろう☆
全く「きもの文化検定」とは関係ないのですが、名古屋と言えば「ういろう」
どうやら、ういろうは名古屋が発祥ではないようですが、なぜ有名なのか?
名古屋で『ういろう』といえば、
老舗の『青柳総本家』が有名ですね!
日本一の販売量だそうです。
実はこの『青柳』ですが・・・
尾張徳川家の藩主
徳川慶勝から『青柳』の屋号を贈られたそうです。
名古屋駅の構内とホームなどで
ういろうの立売りを実施し
東海道新幹線が開通した時は、『青柳ういろう』のみが
全列車内での車内販売を許されていたとか。
ういろう=名古屋の立役者には
青柳総本家あり
といった感じですね♪