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江戸小紋

きもの文化検定

《江戸小紋》三代連続で人間国宝にも認定!

更新日:

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こんにちは。

私は、普段、着物を着るときは小紋を選ぶことが多いのですが、
小紋の中でも特に「江戸小紋」はとっても気に入っています。

何故かっていうと、
帯や小物の合わせ方で、ちょっとしたフォーマル感を出すこともできるし、
カジュアルにも楽しめるという、重宝な着物だからです。

「なんで江戸小紋だけ特別なの?」と思われる方のために、

今回は「江戸小紋」にクローズアップしてみました!
「きもの文化検定」にもよく登場しますので、是非、参考にして下さいね。

 

小紋とは

さまざまな模様を一方向に繰り返し型染した着物の種類。

・型染した同じ模様を一方向に繰り返した柄
・模様の大小にかかわらず「小紋」という

模様の雰囲気によって、華やかな装いや観劇やコンサートから、カジュアルな普段使いとしてなどお出かけの場が変わり楽しめます。

 

そんな「小紋」の中でも別格なのが「江戸小紋」です。

昭和30年、文化財保護委員会が重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)として、小宮康助(こみや やそすけ)を指定するときに、「京小紋」と区別するためにつけられた名称です。
なので、江戸時代から使われていた柄ですが、江戸時代に「江戸小紋」と呼ばれるようになったわけではありません。『昭和』からです。

伊勢型という型紙を置き、糊置きして地染めし、細かい模様を白上げした一色の小紋を継承している着物の模様で、江戸時代に用いられ着尺などに染められました。

 

 

【きもの文化検定3級】

江戸小紋の名称について正しいものは?

(1)江戸時代に広く普及したためにその頃より使用されていた。

(2)明治時代に京小紋と区別するために付けられた。

(3)大正時代にモダンな小紋と区別するために付けられた。

(4)昭和時代に重要無形文化財の認定の際に用いられた。

 

◆解答 (4)

 

江戸小紋の発祥

江戸時代、諸大名が着用した裃(かみしも)の模様付けが発祥。
その後、大名家間で模様付けの豪華さを張り合うようになり、
江戸幕府から規制(贅沢禁止・質素倹約)を加えられる。
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遠くから見た場合は無地に見えるように模様を細かくする
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結果、かえって非常に高度な染色技を駆使した染め物となる

 

【きもの文化検定3級】

武士の裃にその起源をもつ染色品は?

(1)江戸小紋
(2)加賀友禅
(3)京鹿の子絞り
(4)阿波藍染め

 

◆解答 (1)江戸小紋

 

~~~・・~~~~~~・・~~~~~~・・~~~
  ダメ、と言われてもなんとかして、
  おしゃれを頑張る気持ちは、
  昔も今も変わらないんですね!

  私も学生時代、校則ギリギリ(ちょっとオーバー)で
  頑張っておしゃれしようとしてたもんです。

 

江戸小紋三役

鮫小紋(さめこもん)

鮫小紋

  • 鮫の皮のような半円形が重なるように点が並んだ模様
  • サメ肌は固いことから、厄除け、魔除けの意味が込められている
  • 紀州の徳川藩で使用された柄

行儀小紋(ぎょうぎこもん)

行儀小紋

  • 点が規則正しく斜め45度に行儀よく並んでいる模様
  • 45度は大切な相手に挨拶する時の丁寧なお辞儀の角度に由来する
  • 礼を尽くす、秩序という意味がある

角通し小紋(かくとおしこもん)

角通し小紋

  • 細かい正方形を縦横垂直に連ねた模様
  • 筋を通すという意味が込められている

 

 

江戸小紋五役

江戸小紋三役に次の二つを加えて江戸小紋五役という。

霰(あられ)

あられ

  • 大小不規則な点が霰(あられ)のように待っている模様
  • 薩摩島津藩の定め柄

縞(しま)

万筋

  • 縞の細かい順に、玉縞、万毛筋、万筋、千筋があり、細かいほど格が高い

 

なぜ細かいほど格が高いの?

柄が細かいほど、染色技術も難しい。
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江戸小紋の中でも定め小紋(大名の裃の模様が発祥のもの)は、大名が着用していたという経緯から、格式が高く、裃の柄の大きさが6段階あって殿様に一番近い席に座る家臣が一番細かい柄で、上位から下位になるほど柄は大きくなり、7段階以降の家臣は無地の裃を着用した。
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江戸小紋三役・五役は、一つ紋を付けて略礼装として着られる着物になった。

 

おまけ ☆ 人間国宝 ☆

2018年7月20日、
祖父の小宮康助さん、父の康孝さんに続き、小宮康正さんが重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されることとなりました。

江戸小紋という同じ分野で3代連続認定は初めてのことです。

詳しくはこちらをどうぞ→

 

日本の誇る素晴らしい技術をこれからも継承していただきたいです。

「きもの文化検定」の教本だけでなく、着物に関する日々のニュースにも注目して下さいね。

着物について学ぶことが楽しくなり、人生も少し豊かになっていくはずです!

 

 

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