エメラルドグリーンの海♡
久米島の「はての浜」は
久米島の東に位置し、
細長く広がった無人島です。
なんと! 砂浜だけでできている!!
久米島は沖縄本島西方向より100kmほど離れた場所にある、
沖縄諸島でも最西端の島です。
自然豊かで美しい久米島は
1983年に島全体が県立自然公園に指定され、
今でも変わらない美しさを保ち続けています。
砂浜だけでなく、他にも色んな見どころがいっぱい♪
今回は、「きもの文化検定公式教本2」の「染めと織りの産地」から、沖縄県の「読谷山花織」と「久米島紬」をまとめました。
目次
読谷山花織(よみたんざんはなおり)
・沖縄本島の中頭郡読谷村で織られている織物。
・現在は絹糸使いがほとんど ← もとは木綿・麻
・花織:花綜絖で糸を浮き織にして花柄を織り、これに絣柄を配したもの。
・花柄:写実的な花模様ではなく、点で織られた幾何学模様。
・色:赤、白、黄、緑、藍など色糸を使う。
・二つの織り方:模様はどちらも、銭花・扇花・風車花の3つが基本。
①平織の地に別の色糸を織り込み、刺繍をしたように織り出すもの。
②綜絖を使って緯糸を浮かせて織ることで模様を出すもの。
久米島紬
・沖縄県久米島で織られる先染めの絹織物。
・2004年に国の重要無形文化財の指定を受けた。
・15世紀に明から養蚕技術を学び絹布を織り始めた。
↓
江戸時代:薩摩藩への献納布となる
・全行程を一人で行う
(図案、糸紡ぎ、植物染料の採取、染め、織り、仕上げ)
久米島紬の染め
・基本色:赤茶、黄、鼠、鶯(うぐいす)、黒褐色の5色。
・植物染料:
テーチ木(車輪梅)
グール(サルトリイバラ)など島に自生する植物
・濃い色(黒褐色や鶯色)は、植物染めの後、泥染めを併用。
久米島紬の織り
・高機で織る。
・絣模様:鳥、雲、花、星など約80種類の中から組み合わせる。
久米島紬の仕上げ
・砧(きぬた)打ち
・布に柔らかさと艶を出す。
その他の沖縄の織物
・琉球絣
・首里織
・芭蕉布
・宮古上布
・八重山上布
・ミンサー織
・与那国織
きもの文化検定練習問題
[きもの文化検定3級]
久米島紬についての説明で正しいものは?
(1) 重要無形文化財指定のものは地機で織る。
(2) 江戸時代は薩摩藩への貢納布だった。
(3) 他の琉球織物と同じく麻織物である。
(4) 模様は大和伝来の模様が多い。
解答 (2)
解説(1)高機で織る。
(3)絹織物である。
(4)鳥、雲、花、星など約80種類の絣模様の組み合わせ。
[きもの文化検定3級]
制作工程で砧で打つ染織品は?
(1) 読谷山花織
(2) アットゥシ織
(3) 能登上布
(4) 久米島紬
解答 (4)
[きもの文化検定3級]
沖縄県の織物の中で、重要無形文化財の指定を受けていないものは?
(1) 喜如嘉の芭蕉布
(2) 琉球絣
(3) 久米島紬
(4) 宮古上布
解答 (2)
おまけ ☆ サルトリイバラ ☆
実は我々の身近な物に使われている植物。
例えば、西日本においては、サルトリイバラの葉は柏餅の葉として使われる場合もあります。
また、赤い果実が実るため、クリスマスシーズンにはクリスマス用のリースとしても使われることもある人気の植物なのです。
緑色の花をつけるサルトリイバラの花言葉は、
「不屈の精神」
「屈強」
「元気」の3語です。
どの花言葉も明るくポジティブな意味合いの言葉ばかりですね。
不屈の精神で、強く元気に頑張りましょう♪