山形県が全国の生産量の約8割を占める、山形県を代表する果物とは…?
ラ・フランス
子供の頃、家に「ラ・フランス」が届きました。
「まぼろしのくだもの ラ・フランス」
と箱に書いてあり、
「スゴイ、まぼろしの果物なんだぁ!!!」
と感動しました。
だから、今でもラ・フランスが大好きです♥
もちろん、生産量日本1位のさくらんぼも好きですけどね。
今回は山形県の白鷹御召と置賜紬をまとめました。
目次
白鷹御召(しらたかおめし)
・山形県白鷹町で織られる。
・縦緯絣(たてよこがすり)の絹織物。
・小絣(こがすり)と呼ばれる精緻な絣柄
・鬼シボ(大きな凹凸)の独特のシャリ感
・単衣ものにふさわしい織物。
・絣括り:板締め
白鷹御召の工程
絣糸の設計:板大工が方眼紙に図案を引き、それを分解して絣板(ブナ材の薄い板)の溝を彫る
↓
絣板に糸を巻き付ける
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平らな板を重ねてきつく締めあげる
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いくつも重ねてボルトのついた押し木でさらに締める
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ぶっかけ染め
「染め舟」という台に乗せて、熱した染料を柄杓(ひしゃく)で注ぐ
↓
溝の部分の糸が染まる
↓
板を解くと絣糸完成
↓
絣柄の柄合わせをしながら織る
置賜紬(おいたまつむぎ)
・山形県米沢市、長井市、白鷹町で生産される織物の総称。
・始まりは8世紀。
・江戸時代中期、米沢藩主・上杉鷹山が養蚕や織物を奨励。
米沢紬
・紅花紬:紅花染め
・ぜんまい織、科布(しなぬの)、紙布(しふ)織など趣味的な織物もある。
米琉(米沢琉球)
・米沢藩で生産された琉球風の織物
・井桁(いげた)や鳥の模様など
長井紬
・緯糸絣:緯糸だけで絣柄を織る。
・縦緯絣:経糸と緯糸で柄を織り出す。
・絣糸は手括りで作る。
・柄ゆき:麻の葉や亀甲など古典的な大柄が主流。
・色使い:紺、鼠、茶など地味め。
白鷹紬
・絣糸を板締めの技法で染色(白鷹御召と同じ)
・亀甲、十字絣、蚊絣など小絣
きもの文化検定練習問題
[きもの文化検定3級]
紅花染の産地として有名な県は?
(1) 秋田県
(2) 山形県
(3) 宮城県
(4) 福島県
解答 (2)
[きもの文化検定3級]
置賜紬でないものは?
(1) 米琉
(2) 飯田紬
(3) 紅花紬
(4) 米沢紬
解答 (2)
解説:置賜紬とは、山形県米沢市、長井市、白鷹町で生産される織物の総称。
飯田紬は長野県飯田市で生産される織物。
おまけ ☆ 上杉 鷹山 ☆
上杉鷹山は、借金だらけの米沢藩を立て直した偉人です。
今の金額にすると120億円‼️
鷹山は借金を返すために、
自分の衣服も絹をやめて紬にし、
食事も一汁三菜から一汁一菜に節約、
倹約だけでなく特産品にも力を入れ、
飢饉に備えて備蓄させたり、
身分にかかわらず学問を学ばせたり、
とにかく、スゴイ。
「成せばなる、成さねばならぬ何事も
成らぬは人の、なさぬなりけり」
の名言を残した人です。
ちなみに「鷹山」の名前は、
「白鷹山」からとったそうです。
上杉鷹山のおかげで、置賜紬も発展したんですね。
お着物って、先人のいろんな力が込められているんです。
本当に素晴らしいですね。
私たちも、頑張りましょうネ♪