福岡と言えば!!
「明太子」
以前、
たらこ と 明太子
をあまり区別せずに言ってたら、
「違うっ!」て、主人に怒られました。
ほとんど一緒じゃんって思ってたんですが、
一応、皆さん、使い分けていらっしゃるようですね。
間違えても、どっちも美味しいからいいじゃん!
と思うのですが。
今回は、「きもの文化検定公式教本2」の「染めと織りの産地」から、福岡県の『久留米絣』と『博多織』についてまとめました。
目次
久留米絣(くるめがすり)
・福岡県久留米市を中心に近隣の八女市、筑後市などで織られる。
・木綿絣 →織りの産地と特徴:木綿
・経緯絣(経糸と緯糸の両方に絣糸を使う)
・藍の濃淡と白のコントラスト
(藍は阿波藍の蒅を用いて甕で藍を建て糸を染める)
・江戸時代後期、12歳の井上伝が藍染めの白い斑点に興味を持ち、それを解いて絣模様の仕組みを理解したことから始まった。
工程
絣図案
↓
整経(経糸、緯糸ごとに糸を整える)
↓
絣括り・織締め
↓
染色
↓
絣柄を手で合わせながら高機で織る
博多織(はかたおり)
・福岡市を中心に織られている。
・主に帯地として用いられる。
・堅くてしなやかな絹織物。
・夏用には紗献上と呼ばれる紗織の帯もある。
博多織の歴史
鎌倉時代:中国に渡った博多の商人が織物技術を持ち帰ったのが始まり。
↓
江戸時代:筑前藩主、黒田長政が毎年、幕府に献上したことから伝統的な博多織は「献上博多」とも呼ばれる。
↓
明治時代:ジャカード機が導入され、華やかな色糸を使って複雑な模様を織り出す「紋博多」も盛んになる。
献上博多の特徴
・細い経糸を密にし、太い緯糸を強く打ち込むので細い緯畝がある
・模様は経糸で織り出す
・独鈷と華皿の連続模様が特徴
[きもの文化検定3級]
伝統的な献上博多織は文様を経糸で表しているが、特に有名な文様は?
(1) 鳥の文様
(2) 亀甲文様
(3) 独鈷と華皿の文様
(4) ロートン織柄
解答 (3)
[きもの文化検定3級]
紋織物を特徴としている織物は?
(1) 小千谷縮
(2) 館山唐桟
(3) 博多織
(4) 琉球絣
解答 (3)
[きもの文化検定3級]
江戸時代の後期に久留米で絣を考案した人は?
(1) 井上 伝
(2) 海部ハナ
(3) 松枝玉記
(4) 森山虎雄
解答 (1)
解説:1788年に生まれた井上伝は13~14歳の頃に絣糸を考案、「お伝絣」名が当時の久留米藩内に広がり、これが久留米絣の産業へと発展した。
おまけ ☆ 藍島のさくらねこ ☆
博多から日帰りで行ける島の一つに、
藍島(あいのしま)
があります。
てっきり藍の生息地かと思って調べてみたら、、、
「猫の島」
でした。
なぜ、「さくらねこ」というのか?
耳に、桜の花びらのような切れ込みが、印として入っているからです。
私は、ものすご~い猫好き💛
ではありませんが、
我が家にも野良猫保護団体から譲っていただいた猫がいます。
最近、庭にも1匹住み着いている猫がいます。
なので、他人事ではありません。
人間も、動物も、大切な命♡